お遍路でやってはいけない12の事|意味や作法を解説

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お遍路の旅を計画している中で、「お遍路にはやってはいけないことがあるのだろうか?」という疑問や不安を感じていませんか。神聖な巡礼だからこそ、知らずに失礼な行動をとってしまうことは避けたいものです。また、お遍路はやばい、あるいは霊的に取り憑かれるといった少し怖い噂を耳にして、心配になっている方もいるかもしれません。

この記事では、お遍路でやってはいけないことという基本的な疑問から、各札所でのお参りでやってはいけないことといった具体的な作法、そして伝説に由来する杖をついてはいけない場所の意味まで、一つひとつ丁寧に解説します。単なる禁止事項の羅列ではなく、なぜそれが大切にされているのか、その背景にある意味を理解することで、あなたの巡礼はより深く、心豊かなものになるはずです。


この記事を読むことで、以下の点について理解が深まります。

  • お遍路で避けるべき具体的な行動とその理由
  • お寺の境内や参拝時に守るべき正しい作法
  • 金剛杖の神聖な意味と正しい扱い方
  • 安全で心穏やかな巡礼にするための注意点

お遍路でやってはいけない行動の基本

  • まず知りたい、やってはいけないこと
  • 札所でのお参りでやってはいけないこと
  • なぜ?杖をついてはいけない場所の由来
  • お接待を断るのもマナー違反?
  • 聖域とされる山門や本堂での禁止事項
  • 十善戒に学ぶ仏教の教えと精神性

まず知りたい、やってはいけないこと

お遍路の巡礼には、古くからの言い伝えや、他人への配慮から生まれた様々な決まりごとが存在します。これらは、単に禁止されているから守るのではなく、その意味を理解することで、巡礼の旅がより意義深いものになります。

納経に関する注意点

お遍路の証としていただく納経ですが、ここにも守るべき作法があります。一つは、お参りをせずに納経だけをいただく行為です。納経は、あくまで本堂と大師堂できちんとお参りを捧げた証しとして受けるものです。そのため、時間がないからといって納経所に直行するのは、本来の趣旨から外れてしまいます。

また、いただいた納経帳にご自身で日付を書き込んだり、御影(おみえ)を貼り付けたりするのも避けるべきです。納経帳は神聖なものであり、手を加えることは許されていません。書き込めるのは、最初のページにある自分の住所と名前だけと心得ておきましょう。

他人との関わりにおける作法

巡礼中、他の人から火を借りる「もらい火」は、相手の業や災いをもらってしまうとされ、古くから避けられています。ろうそくやお線香に火をつける際は、お寺に備え付けの種火か、ご自身で用意したライターなどを使用するのがマナーです。

さらに、仏具の貸し借りも好ましくありません。特に数珠は持ち主の分身ともいえる大切なものです。たとえ家族間であっても、貸し借りはしないようにしましょう。もし忘れてしまった場合は、何も持たずに心で念じる気持ちが大切です。

これらの決まりごとは、一見すると堅苦しく感じるかもしれません。しかし、その根底には、仏様や弘法大師様への敬意、そして他の巡礼者への思いやりがあります。一つひとつの意味を心に留めながら巡礼することで、作法が自然と身につくでしょう。

札所でのお参りでやってはいけないこと

各札所(お寺)での参拝には、心を込めてお参りするための作法があります。知らず知らずのうちにマナー違反とならないよう、基本的な流れと注意点を押さえておきましょう。

まず、お寺の境内に入ってからの一連の行動には、他人への配慮が求められます。ろうそくやお線香を供える際は、後から来る人が使いやすいように、ろうそくは燭台の奥から、線香は香炉の中心から立てるのが親切です。手前のスペースを空けておくことで、誰もが安全にお参りができます。

鐘を撞く際にも注意が必要です。山門をくぐり、お参りを始める前に撞くのが基本で、これを「入り鐘」と言います。力任せに何度も撞くのではなく、仏様にご挨拶する気持ちで、優しく一度だけ撞きましょう。逆に、お参りを終えて帰る際に鐘を撞く「出鐘(戻り鐘)」は、縁起が悪いとされるため厳禁です。もし撞き忘れた場合は、そのお寺では諦め、次のお寺で心を込めて撞くようにしてください。

お賽銭に関しても、作法があります。お賽銭は、仏様への感謝の気持ちを示すお供えです。財布から出したお金を投げ入れるのは失礼にあたりますので、賽銭箱へそっと丁寧に入れるように心がけます。金額の大小よりも、感謝を込めて納める姿勢が何よりも大切です。

服装については、菅笠以外の帽子を被っている場合、本堂や大師堂での参拝時、そして納経所では脱ぐのが礼儀です。菅笠は正装の一部と見なされますが、それ以外の帽子は必ず脱ぎましょう。

これらの作法は、すべて仏様や他の参拝者への敬意と配慮から成り立っています。譲り合いの精神を持ち、静かで穏やかな空間を保つことを意識すれば、自然と正しいお参りができるはずです。

なぜ?杖をついてはいけない場所の由来

お遍路の象徴的な持ち物である金剛杖ですが、その扱い方には特に注意が必要な場面があります。それが「橋の上」です。お遍路では、橋の上では金剛杖を突いて音を立ててはいけない、という古くからのしきたりがあります。

この言い伝えの起源は、弘法大師様にまつわるある伝説にあります。その昔、弘法大師様が四国を巡っていた際、ある橋の下で野宿をされたことがありました。あまりの寒さに一夜が十夜にも感じられたというこの橋は、現在、愛媛県大洲市にある「十夜ヶ橋(とよがはし)」として知られています。

お遍路の世界では、弘法大師様は今もなお私たちと共に巡礼の道を歩んでくださっている(同行二人)と信じられています。そのため、橋を渡る際に、もしかしたら橋の下で弘法大師様がお休みになっているかもしれない、という考えが生まれました。杖を突く「コンコン」という音で、お休みになっている弘法大師様の眠りを妨げてしまわないように、という深い思いやりと敬意から、橋の上では杖を突かないという習慣が定着したのです。

したがって、橋を渡る際には、金剛杖を地面から少し浮かせて持ち、静かに渡るのが作法となります。この行為は、単なるルールではなく、常に弘法大師様と共にいることを意識し、その存在を敬う、お遍路の精神性を象徴する美しい習慣と言えるでしょう。

お接待を断るのもマナー違反?

お遍路をしていると、地元の方々から「お接待」として飲食物や品物などをいただく機会があります。このお接待は、四国ならではの温かい文化であり、その対応には少し注意が必要です。

結論から言うと、お接待は断らないのが基本的なマナーとされています。なぜなら、お接待をしてくださる方々は、巡礼の旅の苦労をねぎらい、応援したいという純粋な善意で声をかけてくれているからです。また、地元の方々にとって、お遍路さんへのお接待は、弘法大師様へのご供養(お供え)という意味合いも持っています。お遍路さんと弘法大師様を同一視し、お遍路さんをもてなすことで徳を積む、という考え方が根底にあるのです。

このような背景から、お接待を断ることは、相手の善意や信仰心を無下にしてしまう行為と受け取られかねません。たとえお腹がいっぱいであっても、荷物が増えるのが困る状況であっても、まずは「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えて、ありがたく頂戴するのが礼儀です。

お接待を受けたら、返礼としてご自身の名前や住所などを書いた「納め札」を一枚お渡しするのが習わしです。この時、お渡しする納め札の裏には、願い事を書かないようにしましょう。願い事をする相手はあくまでお寺の仏様であり、お接待をしてくださる方ではないからです。

もちろん、どうしても受け取れない事情がある場合は、丁重に理由を説明してお断りすることも考えられますが、基本的には感謝して受け取る姿勢が、巡礼者としてふさわしい対応と言えます。

聖域とされる山門や本堂での禁止事項

お寺の境内、特に山門や本堂は、俗世と仏の世界を分ける神聖な空間です。ここでは、日頃の振る舞い以上に敬意を持った行動が求められます。

まず、お寺の入口である山門をくぐる際の作法です。山門の敷居は、家や建物の敷居と同じように、踏んではいけないとされています。敷居は結界の役割を果たしており、そこを踏むことは敬意を欠く行為と見なされます。山門をくぐる際は、敷居をまたぎ、本堂に向かって一礼(合掌)するのが丁寧な作法です。

境内での基本的な移動は、左側通行(時計回り)を意識すると良いでしょう。これは参拝の順路を示す一つの目安となります。

本堂や大師堂の内部は、言うまでもなく撮影が禁止されている場合が多いです。記録に残したい気持ちは分かりますが、「撮影禁止」の表示がある場所では、絶対にカメラやスマートフォンを向けないでください。これは、本尊や神聖な空間への敬意を示す最低限のマナーです。

また、不浄とされる場所への仏具の持ち込みも厳禁です。具体的には、トイレに行く際には、金剛杖、輪袈裟、数珠、さんや袋(山谷袋)などを外に置いてから入ります。多くのお寺のトイレ前には、これらの仏具を置くための棚が設置されています。神聖なものを清浄でない場所に持ち込まないという、基本的な心構えが大切になります。

これらの禁止事項は、すべて仏様やその空間への敬意を表すためのものです。一つひとつの行動に心を配ることで、自身の心も清められ、より深いお参りができるでしょう。

十善戒に学ぶ仏教の教えと精神性

お遍路には、法律のような絶対的なルールはありませんが、巡礼者が心に留めておくべき仏教の教えとして「十善戒(じゅうぜんかい)」があります。これは、私たちがより良く生きるための10の指針であり、やってはいけないことの裏返しとして捉えることができます。徳を積む旅であるお遍路において、この十善戒を意識することは非常に有意義です。

十善戒は、私たちの「身体」「口」「心」による行いを戒めるもので、具体的には以下の10項目から成り立っています。

行いの種類 戒めの内容(やってはいけないこと) 心がけるべきこと
身体の行い(身業) 不殺生(ふせっしょう):生き物を殺さない 生命を尊重する
  不偸盗(ふちゅうとう):他人のものを盗まない 与えられていないものを自分のものにしない
  不邪淫(ふじゃいん):よこしまな性関係を持たない パートナーを尊重し、貞節を守る
口の行い(口業) 不妄語(ふもうご):嘘をつかない 正直に、誠実に話す
  不綺語(ふきご):無益なおしゃべりをしない 内容のある、意味のある言葉を話す
  不悪口(ふあっく):悪口を言わない 優しく、思いやりのある言葉を使う
  不両舌(ふりょうぜつ):仲違いさせる言葉を言わない 人々の和を大切にする言葉を使う
心の行い(意業) 不慳貪(ふけんどん):強欲にむさぼらない 分かち合い、施しの心を持つ
  不瞋恚(ふしんに):怒りの心を持たない 常に穏やかで、寛容な心を保つ
  不邪見(ふじゃけん):誤った考えを持たない 正しい智慧で物事を判断する

 

これらの戒めは、お遍路中だけでなく、私たちの日常生活においても大切な指針となります。例えば、「不悪口」はSNSでの誹謗中傷を戒める教えとも言えますし、「不慳貪」は過度な消費社会への警鐘と捉えることもできます。

お遍路の旅を通じて、この十善戒を自身の行動と照らし合わせ、日々の行いを省みることで、旅は単なる札所巡りから、自己を見つめ直す精神的な修行へと昇華していくでしょう。

噂の真相は?お遍路でやってはいけない危険な行為

  • 「お遍路はやばい」と言われる理由とは
  • 霊的に取り憑かれるという噂は本当?
  • 女性の一人歩きは危険?防犯対策
  • 車遍路の危険な難所と注意点
  • まとめ:お遍路でやってはいけないことの意味

「お遍路はやばい」と言われる理由とは

インターネットなどで「お遍路はやばい」という言葉を見かけることがあります。これは、いくつかの側面から言われていると考えられます。

一つは、物理的な危険性です。四国遍路の道は約1200kmにも及び、特に歩き遍路の場合は険しい山道や交通量の多い国道、トンネルなどを長期間にわたって歩き続けます。そのため、交通事故や転倒による怪我、熱中症や低体温症といった体調不良のリスクが常に伴います。十分な計画や準備、体力がないまま安易に始めると、途中でリタイアせざるを得ない状況に陥ることも少なくありません。このような過酷さから「やばい」と表現されることがあります。

もう一つは、精神的な側面です。お遍路は、美しい景色や人々との温かい出会いがある一方で、孤独や肉体的な苦痛と向き合い続ける厳しい旅でもあります。長い道中では、心が折れそうになったり、普段は考えもしないような内面の葛藤に直面したりすることもあるでしょう。この非日常的で強烈な体験が、人によっては「やばい」という言葉でしか表現できないほどのインパクトを与える可能性があります。

さらに、ごく一部ですが、心霊的な意味合いで使われることもあります。これについては次の項目で詳しく触れますが、様々な思いを抱えた人々が巡ってきた長い歴史を持つ道であるため、不思議な体験談が語られることも、この言葉が使われる一因かもしれません。

したがって、「お遍路はやばい」という言葉は、その過酷さや非日常的な体験の強さを表現する言葉であり、事前に適切な準備と心構えをして臨めば、過度に恐れる必要はないと言えるでしょう。

霊的に取り憑かれるという噂は本当?

お遍路に関して、「霊に取り憑かれる」といった少し怖い噂を耳にすることがあります。こうした話は、お遍路が持つ長い歴史や、巡礼という行為の精神的な側面から生まれてきたものと考えられます。

このような噂が広まった背景の一つとして、メディアの影響が挙げられます。例えば、あるテレビ番組の企画でお遍路を巡った際に、出演者の体調不良や機材トラブルなどのアクシデントが続いたことが、心霊現象と結びつけて語られ、噂が広まる一因となったようです。

また、四国八十八ヶ所は、古くから多くの人々が様々な願いや悩み、苦しみを抱えて巡ってきた場所です。中には、故人の供養を目的とする方も少なくありません。そうした人々の強い思いが積み重なった場所であるため、感受性の強い人が非日常的な空間で心身ともに疲労すると、普段とは違う不思議な感覚を体験することがあるかもしれません。背後から誰かにリュックを押してもらった、といったような肯定的な不思議な体験談も多く語られています。

しかし、これらの話はあくまで個人の体験談や噂の範囲を出るものではありません。お遍路は、弘法大師様が同行してくださり、私たちを守ってくれる「同行二人」の旅です。仏様や弘法大師様への敬意を忘れず、前述の通り、正しい作法と感謝の心を持ってお参りを続けていれば、悪いものに取り憑かれるといった心配をする必要はないでしょう。

むしろ、心配すべきは物理的な危険や体調管理です。夜間の移動を避ける、十分な休息をとるといった基本的な安全対策を守ることが、心穏やかに巡礼を終えるための最も大切な心がけと言えます。

女性の一人歩きは危険?防犯対策

近年、女性が一人でお遍路に挑戦するケースも増えていますが、安全面で不安を感じる方も少なくないでしょう。結論から言うと、基本的な防犯意識を持つことで、多くの危険は回避できます。しかし、いくつか注意すべき点があるのは事実です。

宿泊場所の選定

最も注意したいのが宿泊です。特に、無料で利用できる「善根宿」や一部の「通夜堂」は、施錠ができなかったり、管理者が常駐していなかったりする場合があります。安全を最優先に考えるなら、宿坊や旅館、ビジネスホテルなど、きちんと施錠のできる個室を確保できる宿泊施設を選ぶのが賢明です。予約の際に、セキュリティ面について確認しておくと、より安心できます。

行動に関する注意点

日没後の行動は避けるのが鉄則です。遍路道には街灯の少ない暗い道も多く、人通りもまばらになります。一日の計画は、必ず明るいうちに目的地に到着できるよう、余裕を持って立てましょう。

また、道中や宿泊先で親切に話しかけられることも多いですが、自分の詳しい個人情報(詳細な住所、これからの詳細な日程など)を安易に教えるのは控えるべきです。

防犯グッズの携帯

万が一に備え、防犯ブザーを携帯し、すぐに使える場所(ザックのショルダーベルトなど)につけておくと安心です。また、スマートフォンは連絡手段としてだけでなく、GPS機能で自分の位置を家族や友人に共有するツールとしても活用できます。

四国の方々は親切な方が多く、過度に警戒する必要はありません。しかし、「自分の身は自分で守る」という基本的な意識を持つことが、安全で楽しいお遍路の旅につながります。もし不安であれば、旅行会社が企画する女性向けのツアーに参加するのも一つの良い選択肢です。

車遍路の危険な難所と注意点

車を利用する「車遍路」は、時間や体力に制約のある方でも巡礼できる便利な方法です。しかし、四国の札所の中には、運転に細心の注意を要する「難所」と呼ばれるお寺がいくつか存在します。カーナビの指示通りに進んだ結果、大変な思いをすることもあるため、事前に情報を得ておくことが大切です。

特に運転が難しいとされる札所として、以下のようなお寺がよく挙げられます。

  • 12番 焼山寺(しょうさんじ)
  • 21番 太龍寺(たいりゅうじ)
  • 27番 神峯寺(こうのみねじ)
  • 60番 横峰寺(よこみねじ)
  • 66番 雲辺寺(うんぺんじ)

これらの札所への道がなぜ危険かというと、道幅が極端に狭く、普通車一台がやっと通れるような区間が続くことが多いからです。ガードレールがない崖沿いの道や、急勾配、先の見えないカーブが連続する場所も少なくありません。対向車が来た場合、すれ違うためにはかなりの運転技術と経験が求められます。

車遍路での注意点

このような難所を安全に巡るためには、いくつかの対策が考えられます。

まず、ご自身の運転技術に不安がある場合は、無理をしないことが最も重要です。難所とされるお寺の麓には、有料の駐車場や送迎サービス(タクシーやマイクロバス)が用意されている場合があります。麓に車を停め、そこから公共交通機関や専用の送迎サービスを利用するのが最も安全で確実な方法です。

また、軽自動車など、できるだけコンパクトな車を選ぶことも有効な対策の一つです。

カーナビだけに頼らず、事前に地図やガイドブックで道路状況を確認しておくことも大切です。カーナビは最短距離を案内する傾向があり、それが必ずしも安全な道とは限りません。特に夕方など、疲れと思考力が低下している時間帯は、ナビの指示を鵜呑みにせず、広い県道や国道を選ぶ冷静な判断が求められます。

まとめ:お遍路でやってはいけないことの意味

ここまでお遍路でやってはいけない様々な作法や注意点について解説してきました。これらの決まりごとは、巡礼の旅を無事に、そして心豊かに終えるための先人たちの知恵と教えの結晶です。その意味を理解し、敬意と感謝の心を持って行動することが、真の「お遍路さん」への第一歩と言えるでしょう。

  • お遍路の作法は仏様や弘法大師への敬意が基本
  • 橋の上で杖を突かないのは弘法大師への思いやり
  • 金剛杖の上部は仏様の体であり握らない
  • お寺を出る際に鐘を撞く「出鐘」は厳禁
  • トイレなど不浄な場所に仏具は持ち込まない
  • 手水場の柄杓は使った後に柄も清める
  • 合掌は音を立てず静かに手を合わせる
  • 宿に着いたらまず金剛杖の先を清める
  • もらい火は他人の業をもらうとされ避ける
  • お参りをせずに納経だけいただくのはNG
  • 納経帳に自分で日付などを書き加えない
  • ろうそくは奥から、線香は中心から立てる
  • お賽銭は投げずにそっと入れる
  • 数珠など仏具の貸し借りはしない
  • お接待は感謝して受け取るのがマナー
  • 願い事を書いた納め札はお接待の返礼に使わない
  • タバコのポイ捨てや境内での喫煙は厳禁
  • 駐車場の協力金は必ず支払う
  • 十善戒を心に留め、日々の行いを省みる
  • 安全を最優先し、無理のない計画を立てる
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